タワーマンションのメリットとデメリット

タワーマンションのメリットデメリット

日本では特にオリンピックイヤーに向けて東京湾岸で非常に多くのタワーマンションが立ち並んでいます。もともとは日本のゼネコンの専売特許のようなものでしたが今となっては世界各地で当たり前にタワーマンションが立ち並ぶようになっています。

まず、そんなタワーマンションの定義について説明します。といっても建築法上でそもそのその定義が定められているわけではありません。基本的には20階以上のマンションをタワーマンションと呼ぶに値するといわれることが一般的です。最近では東京湾岸だけではなく、政令指定都市、そこに準じる都市でも多くのタワーマンションが建てられることになっています。
では、そのメリット、デメリットについて紹介していきたいと思います。

メリット
●大規模
タワーマンションのメリットは建設側、デベロッパーとしては大規模開発により販売しやすいところにあると思います。販売現場においても、パンフレットの謳い文句、さらには展示場のオープンなど非常に動きやすく、販売効率が高いところがよいところです。

●共用設備の充実
大規模マンションならではのメリットとして共用設備の充実が挙げられます。最近では屋上、地下での共同設備も謳い文句にしている場合があります。住戸が多いこともあり、設備投資を行なってもその費用が分散化できるというメリットがあるでしょう。

●最新設備
前述と重複することもありますが、投資しやすいところもあり、最新設備を備えていることが大きなメリットです。実際には販売を行うにあたってもこのように最新設備がないと販売しづらいという逆にデメリットになり兼ねません。

●修繕費の効率化
タワーマンションでは住戸数が多いため、その面積によって幅は生じますが修繕積立金も非常に薄めることができて効率的だということができるでしょう。超富裕層が住む部屋、一般的な給与水準でも住める部屋と幅をもたせることができ、かつみながこのような設備を支えるとなれば大きな宣伝文句になるでしょう。

●投資用としての物件確保
最近では住む側にとっても投資用物件という考え方が広がっています。実際に東京都内のタワーマンションではオリンピック需要に向けて、まさしく投資用の1ルームマンションタイプが準備されていることも公然の事実のなっています。

デメリット
●エレベーターが混み合う
当たり前のことですがタワーマンションではどうしても通勤、通学時間にエレベーターががこみあいます。もちろん、地震などの場合にも高層階で避難が難しいことも明らかです。逆に宅配などでは、各住戸に行かなくとも集中宅配で預けることができるので問題はありませんが。

●高層階では屋外に選択が干せない
人によっては洗濯物を外に干したいということもあるでしょう。しかしながら、危険を避けるためそれができないルールになっているところが多いでしょう。かつ、ベランダには必要以上に荷物を置くことができないというルールもあります。

●マンション内で貧富の差がある
マンションの部屋のつくり、または階数によって物件価格が大きく異なるため、必然的に同じタワーマンションに住みながらも貧富の差が大きくなります。子供の学校、習い事なども少しずつ気になることがあるかもしれません。

●駐車場、駐輪場の出し入れが不便
基本的に駐車場はちかであることがおおいでしょう。まずは住戸からエレベーターで駐車場に向かい、かつ出庫するというのは面倒だと思うかもしれません。

以上のように販売する側、住まう側にとってもタワーマンションのメリット、デメリットは明確ですから自分の価値判断でどう捉えて、住むことにするかどうか判断していくべきだといえるでしょう。

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